[2009.09.10]
■湖畔の秋の恵に出会う。~その2
少し前の話になりますが、久し振りに店に顔を出してくれた友人に、「この辺りで日本ザリガニがいる所を知りませんか?」と尋ねられました。 
 
どうも、彼女の知り合いがその写真を撮りたいらしく、聞かれて困った彼女が「野山で遊んでいるrieさんなら知っているかも。」と思ったそうなのです。 
はいはい。 
私、見たことあります。 
でもあの場所が定かではないし、今のところ、あの時が最初で最後です。 
ただ分かっているのは、洞爺湖畔の山側のどこかだったということだけ。 
 
あれは、かれこれ15年くらい前のこと。 
息子の友達一家に、その友達のお母さんのおばあちゃん(確か…)の所へ連れて行っていただいた時のことでした。 
彼女は、そのおばあちゃんのことを”山ばあ”と呼んでいました。 
会うまでは、”山姥”みたいな人なのかなあ?と、ドキドキしていたのですが、とても優しいおばあちゃんでした。 
 
その場所はまさしく山の中で、洞爺湖の山側のどこかの道をぐ~んと登って行くと、「えっ!?こんなところに家があるの・・・?」と不安になるようなところにお家があり、彼女が”山ばあ”と呼ぶ所以が分かりました。 
家のすぐ近くに小さな小さな沢があり、これまた小さな日本ザリガニがいたのです。 
真っ赤で大きなアメリカザリガニしか見たことがなかった私は、あまりにも地味で小さなザリガニを見て、なんだか別の生き物に見えた覚えがあります。 
後に、それが絶滅危惧種の希少な生き物だったと知り、貴重な体験をさせていただいた事を喜びました。 
 
もう一つ初体験がありました。 
この時、生まれて初めてコクワの実を食べたのです。 
その味に、「あれ!?キウィ?」と驚き、こんな美味しい野生の木の実があるなんて!と感動をしたのでした。 
帰ってコクワについて調べると、”中国原産のサルナシ(コクワ)がニュージーランドで品種改良されたのがキウィである”と書かれていました。 
「やっぱりそうだったのね。」あの感動の味の理由に納得をしました。 
”山ばあ”のお家でのひとときは、とても貴重で楽しい思い出となりました。 
 
 
さて昨日の続きになりますが、「あれは一体どこだったのかしら?」と、懐かしく思い出しながら走っていると、砂利まじりの道にコクワがポロンと落ちていました。 
あ!! 
急いでブレーキを掛けて、辺りの木に絡まっている蔓を見上げました。 
ありました!ありました! 
生っています!生っています! 
一粒採って口の中に入れました。 
「すっぱ~!しぶ~!」 
その直後、コクワ特有の成分が喉をイガイガさせました。 
収穫には、まだ10日ほど早いようです。 
ジャムやソースにしたら美味しそう♪ 
時季が来たら採りに来たいな♪ 
 
そう言えば、あそこの栗拾いはいつがいいかな? 
 
黒岳ではもう雪が降ったと言うけれど、秋の恵探し、これからが本番です☆ 
 
 
ところで、庭のプルーンがたわわに実を付けています。 
 
 
何個か割ってみました。 
虫の居住率50%です。 
こちらもあと10日後、虫に当たらないことを願いながらの収穫作業をしたいと思います。 
 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
 
▼コメント(10)
名前:Rietty  2009.09.17 15:25:35
飯田様、はじめまして。
 
 
先日テレビで、どこかの用水路に異常に繁殖してしまったアメリカザリガニを、1週間ドロ抜きして茹でて食べるというイベントを開催している町の紹介をしていました。
 
参加している方達が、あまりにも美味しそうに食べているので、私も味見をしてみたくなりました。
 
でも今となっては、日本ザリガニを食べたら大変ですね。
 
絶滅危惧種に登録されたのはいつごろのことなのでしょう?
 
 
逗子の池子弾薬庫勤務ですか!
 
私も三浦海岸に住んでいましたので、逗子へはよく行きました。
 
あそこは確か、自然が多く残されている所として、米軍の居住施設建設を反対する運動がありましたね。
 
どんな所なのかしら?と、当時、とても興味を持っていました。 
名前:飯田貞男  2009.09.17 10:48:32
今日は、絶滅種の日本ザリガニが洞爺湖の山中の小さな沢に住んでいた話興味深く読みました。戦後にアメリカザリガニを田圃や小河川で沢山採った思い出が有りましたが、私が戦中今わ米軍のキャンプ居住区に成っている逗子市の池子弾薬庫に勤務していたときに部下達が弾薬庫内を流れる谷川でザリガニを採って天ぷらにしてくれた物でした。あれは日本固有の種では無かったかと今思い出されます。 
名前:Rietty  2009.09.12 23:42:41
たけさん、ようこそいらっしゃいませ♪
 
 
大沼にニホンザリガニ!?
 
知りませんでした。
 
早速、友人に教えてあげたいと思います。
 
情報どうもありがとうございます。
 
 
そろそろ神仙沼・大沼あたりは紅葉の時季ですね。
 
なんだか、ニセコ界隈の山歩きに出掛けたくなりました。 
名前:たけ  2009.09.12 18:21:01
はじめまして!
 
リンクをたどって,やってまいりました(^^;ちょっと遠いですけど,
 
神仙沼の近くにある大沼には,
 
ニホンザリガニがたくさんいますよ。
 
ご存じでしたらすみません…。
 
 
いつかお店にもうかがってみたいです(^-^)
 
名前:Rietty  2009.09.10 21:58:38
でしょ~!!
 
プルーン美味しそうでしょ☆
 
でもね、かじるのは相当な勇気が要りますよ。
 
1/2の確立のロシアンルーレットです(笑)
 
運が良ければ素敵に美味しいの♪
 
 
このゲームにあやさんも参加してみる? 
名前:Rietty  2009.09.10 21:51:42
その場でジャムだなんて、なんて贅沢な!Solusさんも素敵なアウトドアライフを楽しんでいますね。
 
 
先日、スズメバチトラップを仕掛けに行った時、別の場所にもおっきな赤いキノコが生えていました。
 
 
次回行った時には、いったい何が出てくるのやら・・・(~_~;)
 
名前:Rietty  2009.09.10 21:46:33
まあ!
 
sesamiさん、ようこそ♪
 
 
もちろん覚えていましたよ。
 
だってとても楽しかったもの。
 
 
”山ばあ”、ご病気なのですね。
 
心配ですね。
 
でも、”山じい”がまだお元気なのは嬉しいことです。
 
 
落葉きのこ&日本ザリガニ探し、いいなあ・・・。 
名前:
~あや~  2009.09.10 10:15:27
 
プルーンきれいですね~☆
 
…とはいえ『居住率50%』にビビってます(笑
 
山と言えばrieさん!って、ブログ拝見してるとしみじみ感じます^^*
 
 
いつも読み逃げですみません~;
 
久々のコメントでした☆ 
名前:
Solus  2009.09.10 10:04:31
 
 
 はははは、食いしん坊ですね。
 
 
 
 以前、キャンプ場付近で収穫したサルナシを、その場でジャムにしていただきました。
 
 
 
 美味しかったなぁ・・・
 
 
 
 これからはきのこですね。
 
 
 
 あのベニテング、まだ成長中でしょうか・・・
 
 
 
  
名前:sesami  2009.09.10 08:09:52
その「友達」です。
 
覚えていてくれたのね。ありがとう!!(^_^)
 
「山ばあ」は「叔母」です。
 
その「山ばあ」は残念な事に痴呆症になって入院中です。「山じい」はまだまだ元気にあの山道をゆっくりと行き来し、のんびりと暮らしています。
 
私も暫く「山」に行っていないので、今でも日本ざりがにがいるかどうか分かりませんが、「落葉きのこ」を採りながら、ざりがに探しにでも行ってみませんか?
 
▼コメントを書く...
※
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。