■たたずまい美人
おはようございます。麗人です・・。読んで納得のブログに出会いました・・。 皆さんにシェアさせていただきますね・・。
*******************
今日は佇まいの美しさについて
お話します。
たたずまい(佇まい)とは?
コトバンクで調べたら
「立っているようす。
また,そのものから
かもし出されている雰囲気。」
とありました。
日本人ならより敏感に
佇まいの美しさを感じてる
と思うけれど、どうかな?
例えば。
普段からバリバリのリーダーシップ
をとっていて、「俺に任せろ!」
という人より、
普段はしゃしゃり出ない人だけど
いざという時に助けてくれる。
頼りになる人だなと思える人。
両者ともに頼りになるのはわかるけど、
なぜか後者の方に惹かれるのはなぜだろう?
こういう人に好感を感じるのは
「佇まいの美しさ」があるから
ではないでしょうか?
それを僕なりに言葉にしなおすと、
「自分の存在感を消しながら、
相手に貢献する姿勢」
そこに美しさを感じました。
で。
これは人だけでなく、モノや建物にも
感じる時がある。
そして、
「ああ、これは佇まいが美しいな」
と感じたものがあった。
それが、東京スカイツリーの
「エレベーター」でした。
何の気なしにただ乗っただけですが、
まずとてもスムーズで静か。
古いビルのエレベーターとか、
カックンカックンするときあるけど
そんなものは当然皆無。
そして、静かなままで圧倒的なスピード。
0~350mまでなんと50秒!
それもスムーズな加減速カーブを含めて
その時間なんです。
横浜ランドマークタワーが
70階で296m。
350mだと約82階と同じ高さ
ということになります。
それを1分かからず運んでしまう。
しかもとてもスマートに。
いやホントにすごいなぁと感じたんです。
で。
いったいどこが作ってるのか?
と思って気になったんですが、
書いてないんですね。
どこにもメーカーの名前がないんです。
ただ、「スカイツリーのエレベーター」
として、黙々と仕事をしているんです。
その時に、
「ああ、カッコイイな」
「佇まいが美しいな」
と思ったんです。
スカイツリーは未だに
観光客で賑わっています。
一日に何千人何万人乗るのかわからない。
それだけの人数が乗るエレベーターに
メーカーの名前が入っていれば
どれだけの人に知ってもらえるだろうか?
すごい宣伝効果になる。
だけど、実際には名前を入れていない。
観光客を安全に運ぶことだけに
フォーカスしている。
「僕のことはどうでもいいんだ。
ただ、あなたを安全に早く
送り届けたいんだ。」
そんな声が聞こえてきそうな気がした。
自分の存在を消しつつ、
完全なまでに相手に矢印を向ける。
佇まいが美しい。
まさにそういう存在でした。
だから帰ってから調べました。
スカイツリーに使われているのは
東芝エレベーターでした。
さすがです。
そしてそして。
振り返って周りを見渡してみれば、
多くの中小会社が作っている
製品も、表には出てきていない。
内部の一部品であったり、
部品をつくる装置であったり。
一般の目には触れないところで
機能を提供することにフォーカスしている。
名前が一般消費者に触れるのは
トップアセンブリーメーカーだけだ。
それを考えたら、
佇まいの美しいメーカーは
ほかにもいっぱいあるんだと気づきました。
そして。
僕たちが社会に対して仕事を
提供していることは全て、
その佇まいの美しさの一部を担っている。
そんなことにも想いを馳せました。
スポットライトが当たっていないからこそ
存在する美しさ。
そういうものをみんな持ってるんだな。
あなたもそれを誇っていいんだよ。
かっこいいよ。

メイド・イン・ジャパン
まだまだ世界と戦える
そんな技術がわんさかある
見習いたいですね・・。
さぁ!!今日も張り切って仕事します。