伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:1] [昨日:1] [1714] rss feed
[2011.07.25]
■♪ うなぎとウクレレ?
文化についてネットの辞書を引いてみると、以下のように説明しています。 


[1] 〔補説〕 culture 
社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体。言語・習俗・道徳・宗教、種々の制度などはその具体例。文化相対主義においては、それぞれの人間集団は個別の文化をもち、個別文化はそれぞれ独自の価値をもっており、その間に高低・優劣の差はないとされる。 
 
[2] 学問・芸術・宗教・道徳など、主として精神的活動から生み出されたもの。 
 
(以下省略) 
 
と解説しています。 
 
土用の丑の日に 「うなぎ」 を食べる習慣も、りっぱな文化になっていると思います。 
もっとも最近は、コマーシャリズムによる影響が大きいせいか、うなぎを巡る妙な問題も発生していますが・・・。 
(なぜ 「土用の丑の日にうなぎ」 かは、周知のことなので割愛) 
 
私にとっては 「土用の丑の日のうなぎ」 と 「大晦日の年越しそば」 は大切かつ数少ない 「食習慣」 = 「食文化」 です。 
 
私はそれぞれの国や地域、もっと言うと地方や町の文化に触れるのが好きです。 
 
(文化学関係の講義を受けときゃよかったと30年経った今更後悔・・・仕方ないのでこれから勉強します・・・) 
 
つまりはウクレレを生んだ、彼の地の文化を知ることは、すなわちウクレレを知ることだと思うわけです。 
したがって 「ハワイ文化論」 の勉強を始めようと思ってます。 
 
とは言え、ウクレレから始めるハワイ文化の勉強の方がお手軽・お気楽ではあるのですが・・・。 
ワイキキのど真ん中のウクレレショップでたくさんのウクレレに触るより、演出されたカルチャーショーを観るより、喧騒から離れた公園でウクレレを奏でるロコ (地元の人) を見ている方が、よほどハワイのウクレレ文化を感じます。 
 
ハワイのウクレレにしろ、沖縄の三線にしろ、オーストラリアの世界最古の木管楽器ディジュリドゥにしろ、その土地の人たちの生活に普通に溶け込んでいる風景こそが、その楽器の文化を語る風景だろうと思います。 
 
うなぎとウクレレ・・・。何の脈絡もないのですが、 「土用の丑の日」 に、うなぎを食べながら取り留めのないことを思い出した次第です。 
(また 「文章長い! 面白くない!」 とツッコまれそう・・・) 
 
うな重の画像はありません・・・。食べてしまってから、写真を撮らなかったことを思い出しても 「あとの祭り」 ・・・。 
所詮、私の文化とは単なる食い気にすぎないのでしょう・・・。 
 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(3)
名前:daisukey  2011.07.29 05:36:17
へぇ~・・・ポルトガルに起源をもつ、たった130年くらいの歴史だとはびっくりです。  
ということは、きっと、ウクレレで演奏する類いのハワイアンのあの独特な旋律もきっとウクレレができてからの新しい潮流、当時で言うNEW POPだったのでは?きっと元来の打楽器系のものとは違う、いわば「ボサノバ」の発生のようなものじゃないでしょうかね。  
いずれにせよその土地の楽器や奏でる音色には深い歴史的背景や理由があるのですね・・・・。  
とても興味深いです。  
まあそういうのも学問になっているのだろうけど。 
名前:K.kimoto  2011.07.27 12:38:45
daisukey様  
 
いつもお世話になりありがとうございます。  
 
私が知っていることを少し・・・。  
 
Ukuleleは130年ほど前にポルトガル人の移民が持ち込んだブラギーニャという楽器が起源のようです。  
 
もともとブラギーニャは小型の楽器だったようで、ポルトガルの職人たちがハワイの木である「コア」を使ってUkuleleを作り出したとのことです。  
 
したがって、まだ100年とちょっとしかUkuleleの歴史はありません。  
 
ブラギーニャを見たことはありませんが、どうやら、それ自体が4弦だったようです。  
 
ストリングは「ガット」つまり羊腸を使っていたと思われます。  
 
このガット弦は高価ですが、いまも販売されています。  
私は使ったことはありませんが「鈴鳴り」と表現されるほどきらびやかな音色がするそうです。  
 
おっしゃるとおりフラの伴奏はもともとは打楽器のみでしたが、誰かがUkuleleをフラの伴奏に使用したら気に入ったのでしょうか?(すみません・・・これについては勉強します)  
 
サイズもたしかにネイティブ・ハワイアンの体格に比したらUkuleleは小型過ぎますよね。ブラギーニャが小型だったと先に申し上げましたが、これも機会があったらUkuleleのメーカーにでも聞いてみます。  
 
本当にまだまだお話ししたいことがありますし、Ukuleleは見かけによらず奥深い楽器かもしれません。 
名前:daisukey  2011.07.27 07:44:30
土用の丑の日と、「う」なぎを結びつけたのは平賀源内で、夏に売上不振のうなぎやのためのセールスプロモーションをしたことに始まったのを先日初めて知りました。  
何事も理由があるものです。  
なぜハワイはukuleleなんでしょうかね。  
いつからあったの?  
4弦の理由は?もとは弦に何をつかっていたの?  
ハワイの身体のサイズに比してなんでそんなに小さい楽器が?  
もとは打楽器系のフラダンスの中に弦楽器が出て来たのはどうして?  
 
などなど、僕にはいろいろと疑問があります・・・  
文化的背景をおさえることで、ukuleleの音色も一層深みを増すのだなあなんて想像しました。笑