■♪ 抗い難い流れ♪
便利さを求める気があろうとなかろうと、どうしたって対応せざるを得ない流れに遭遇しました。 (すみませんが、今日は思いっきり書かせていただきます! お茶でも飲みながら、どうか最後までゆるゆるとお読みください)
コンピュータ自体には何のアレルギーもありません。
世の中にまだ 「パソコン」 が存在しない30年前、いわゆる 「オフコン」 しかなかった時代からコンピュータに触れていましたし、自分たちの業務をシステム化して、必要なプログラムは自前で開発しようという職場でしたから、コンピュータ・プログラミングの開発プロジェクトにも関わっていましたので 「プログラミング言語」 にも多少の知識は持っています。
情報産業に関わる業種でもないのにです。
昔は、いまほどアプリケーションがなかったので、必要なシステムプログラムは、数百万円から千万円単位もの莫大な料金を払ってシステム業者に作ってもらうか、自前で作るしか選択肢がなかったのです。
そんな環境にいたので、16年前にWindows95が世に現れて以来、その都度、向上するコンピュータの操作やシステムに関わるには特段の抵抗はありません。
しかし・・・。
いろいろと 「高機能」 になることは、場合によっては 「便利さ」 が向上するでしょうが、
果たして 「多機能」 である必要がどれほどあるのかという疑問を持ち続けています。
そして、ついに・・・。
携帯電話ですら、端末機器を含めたシステム全体が目まぐるしく進化しています。
もちろん通信や製造の技術や環境が爆発的に発展したという恩恵ではあるにしてもです。
つい4年半前に機種交換で購入した私の携帯電話機はその 「流れ」 には当然付いて行く機能はありません。
単純に電話機としての機能なら問題なく使用できますが、ものすごいスピードで進化する 「通信手段の多様化」 に対応する機能は、何も持っていません。
私だけの問題ならいいのですが、周囲の人たちと連絡方法に制約が出始めると、その流れに一人抗うのはなかなか難しい状況となってきました。
そこで・・・。
とうとう女房にスマートフォンなるものを買ってやる羽目になりました。
この女房がまた 「新しもの大好き」 で、特に 「キーボードもの」 に目がありません・・・。
ここ数カ月 「スマホ買ってくれないと御飯支度しないぞ!」 と、得意の兵糧攻めで私を脅迫していましたが、スマートフォンを買ってもらってご満悦・・・。
まったくもう・・・。
女房のスマートフォン

携帯電話のショップでいろいろ説明されて 「高機能さ」 に感心したものの、相変わらずの 「多機能さ」 に辟易しながら話を聞いているうちに、自分の携帯電話がいかに陳腐なものかを思い知らされ、結局は自分の携帯電話もスマートフォンにしてしまいました・・・。
(長さや幅は全くスマートじゃないのに、なぜスマートフォンというのかというと、 「賢い方」 の意味のスマートらしいです。)
私の 「新」 携帯電話。

これからしばらくの間は、またもや 「新機器」 の操作を勉強しなければならないのかな?と思うとうんざりします。
到底、使いこなせるとは思わないし、お仕着せの機能に興味があるものはほとんどゼロだし・・・。
それにしても、小さすぎるアイコンとタッチキーは何とかしてほしい・・・。
私の指には小さすぎるし、第一 「見えないよ・・・」 。
年を取ると新しいものに対して愚痴を言いたくなるんでしょうか?
2~3か月後に 「スマホって便利だよ~」 と言えるようになっていればいいのですが・・・。
そういえば・・・、先日のDUAの打上げの席でMrs.Nakamuraに 「随分古い機種の携帯電話ですね~」 とサラリと言われ、Mrs.Aokiに 「パソコン使わないのでスマホに連絡ください」 とキッパリと言われたときに、すでに 「引導」 を渡されていたのかもしれないと感じました・・・。
多機能なウクレレは、世の中にありません。
あくまでも、片手の指でストリングを押さえ、もう片方の手の指で、そのストリングを弾いて音を出す。
という、単純なものこそが人の心を癒すことができると思います。
果たして、この高機能・多機能携帯電話機は人の心を癒す手伝いをしてくれるのか?
ウクレレと携帯電話機では役割が違いすぎるので比べるべくもありませんが、私のそばにある両者を見ていると 「時代の流れ」 の妙な感触のものに心を触られた気分でした。