■クローズアップ北海道の取材を受けたが・・・。
以前もNHKや民放の取材を受けたことがある。 その時に放送というものの内側を垣間見た。
ドキュメンタリーというのは、『やらせ』とは言わないが、かなり演出は行われる。
そうしないと、なかなか良い映像が撮れないことが原因の1つである。
後で、どこをどう使うかはディレクターが決めるのだが、とりあえずは使えるかもしれないと思い、かなり多くの場面の撮影をする。
だから、前回の私の場合のように『2日間の取材で、放送は15秒』なんてことが起きる。
今回はNHK札幌局の製作で『クローズアップ北海道』と『おはよう北海道』というローカル番組に使われる内容の取材があった。
苫小牧港に午後1時30分に着いたカーフェリーから私達の車が出て来るところから撮影は始っていた。
ターミナルビルの前で車を止めて、迎えに出た伊達市の人との再会を喜ぶという場面である。そこから高速道路で伊達に向かう。次に途中の伊達市の手前のPA
で車を停めて、そこから伊達市を眺めて感傷に耽るという場面がある。
そこからはコテージに向かう。コテージでは東京から持参した大荷物を降ろすという場面の撮影である。次に荷物を片付けるという場面が続く。
これらは私が言われなくても行う作業であるが、撮影の準備の都合もあり、ディレクターに指示されたら始める。この辺りが『演出と報道』の難しい境目である。

翌日は午後から続きを撮影する。コテージで私達の季節移住の生活振りや、地元の人
達との関わりに付いて話す。そこに私に会いに来た地元のA社のYさんが久し振りの再
会を喜ぶ場面を撮る。その場面が終り、山を下りてイコロ農園に場所を移す。
そこではTさんが待っていて、7月8日にイコロ農園で開催される『移動市場』の食材の打ち合わせをする場面の撮影である。このように次から次へと決められたスケジュールをこなして行く。翌日は更に私のパソコン操作の場面を撮影する。
3日掛かりで、撮影時間は合計で11時間にもなる。果たして、この番組が放送される時には私の出番は何秒になってしまうのか興味深々である。

敢えて弁解をすれば、この番組は私が主役ではない。
伊達市及びYさんが主役の番組であるのだから、私の出番が少なくても当然である。
また、決められた放送時間内に伝えたいことを放映する為には、その何倍もの撮影量が必要であるということは、何回かの出演で分って来た。特集番組は多少の演出があるのは仕方ないが、『ねつ造』ではない。
(おまけの話)
Fディレクターが苫小牧港で私に『伊達市に到着したらご近所さんへの挨拶はありますか?』と聞く。私は『あります。N画伯の家には挨拶に行きまが・・・』と言うと、Fディレクターは『そこを撮影したい』と言う。
そこで私はN画伯に電話して、NHKの取材の概略を話し、了解を得た。ところが、伊達市に近付いてきたPAで、Fディレクターは『よく考えたが、N画伯は大物過ぎて、今回の撮影のテーマからは遠い。そんなわけで、今回は撮影はしないでご挨拶だけにしたい』ということになり、撮影はボツになった。なんだか事情の分らないN画伯は困惑していた。いつか、この借りを返さねばならない。
(放送時間に付いて)
北海道地区では25日からの週の朝の番組の中で放送されます。
日時はまだ未定ですが、この週であることは確かです。

2月の山中湖
丸ビル方面の夜景
ラーちゃん
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