■: NHKのど自慢を見に行く
以前に壮瞥町のIさんから『橋本さん、NHKのど自慢が洞爺湖であるのだが、出てみない』と、とんでもないお誘いがあった。 その理由がいい。『橋本さんなら話題性があるから、歌は下手でも予選は通過するよ』と言う。私は自分で作詞もしているくらいの男だから、歌は上手い。・・・と思っている。
実力でも予選は通過する・・・・と思うが、Jちゃんは『無理。無理!』と冷たい。
ところが、ホテル・ローヤルの五月みどり似のMさんから『4日にNHKのど自慢の予選会があるが、見に行きませんか?』と連絡があった。出るのは嫌だが、見るならいいとお誘いを受ける。
午後1時から始まる予選会は5時30分まで続き、その間は会場への出入りは自由だという。12時少し前にコテージに現れたMさんは登別の友人のT子さんと一緒だった。

のど自慢の会場は洞爺湖町の文化センターで行われた。
会場では既に予選会が始まっていて、舞台の上では参加者が熱唱している。
2階席に陣取り、じっくりと拝聴することにする。
出演者は歌の題名により『あいうえお順』に出てくる。
だから、いま流行りの『千の風になって』などは4人もが同じ歌を歌う。
そうなると、上手いか下手かは私でもすぐに判ってしまう。

1人の持ち時間は40秒くらいで、サビに掛かった頃に『ありがとう御座いました』と係の女性に言われて終わらせられる。本番と違い鐘も鳴らない。
舞台から降りるとで今度はディレクターが出演者にインタビューをしている。
何か面白いエピソードを聞き出そうとしているのだ。歌の上手い下手もあるが、それより重視されるのがエピソードらしい。それにより本番への出場が決まる。
250名の予選出場者の中から20名が選ばれる。
それにしてもみんな歌が上手い。それに歌詞を覚えている。私の場合はカラオケ育ちなので、画面に歌詞が出ないと歌えない。NHKのど自慢に出るには、まだまだ修行が足りないと悟った。
伊達信金からも業務命令(?)で4人が出場していたが、合格したかどうか判らない。
(後日談)
O専務の話では、伊達信金からエントリーした4人は敢え無く落選してしまった。
男性2人のデュオなんか良かったと思うんだが・・・。
(おまけの話)
8月3日の放送になった『クローズアップ北海道』だが、その番組の為に私達の取材は10数時間にもなったことは既にお知らせした。
放送当日はその番組の予告編もあり、市内のMさんから『予告編では橋本さんは沢山出ていたから、今回は長く出ると思う』なんて電話が入った。
みんな自分のことのように気にしていてくれている。
その夜は珍しく外食にも行かず、コテージで食事をしてテレビの前に陣取る。
7時30分から始まった放送は正味で25分間である。
ところが、やはりと言うべきか、今回も私の出番はアッという間に終ってしまった。
殆どが女房の出番で、あの長時間の取材は何だったのかという思いもある。
女房は2分30秒も出ていた。でも、まーいいかー。伊達市のお役に立てたのだから。でも、テレビに出るのが良いのかどうかは疑問である。
先日はレストランで食事をしていたら、見知らぬ人から『おめでとう御座います』と声を掛けられた。何がめでたいのか、いまだに判らないということも起きる。