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[2007.10.11]
■夜の噴火湾でハモを釣り落す
建築家のSさんはスーパーマンである。 
ゴルフも上手だが、最近は水泳も凄いと言われている。そして、こんなにTシャツの似合う男はいない。更に海の男で自分のクルーザーを持っていて、よく海釣りに行く。 
 
私も時々誘われるのだが、なかなか日程が合わなかった。『夜のハモ釣りに行きませんか?』と誘われた。私の都合が付かない内にSさんは仕事でドイツに行ってしまって、また延期となった。 


イコロ農園で稲刈りをしている時に突然のようにハモ釣りのお誘いのメールが入った。 
これを逃すと、もう今シーズンは行けないと思い、早目に農作業を切り上げて伊達マリーナに行く。既に港に来ていたSさんは出港の準備をしている。 
 
午後6時少し前に船は岸を離れた。そこからすぐの沖合500メートルくらいが釣り場である。 
私はSさんに聞いた。『ここには何匹くらいのハモがいるの?』、Sさん『そんなの判らないよー』、私は『じゃー、いないかもしれないの?』、Sさん『いや、いる』、私は『こんな暗い中でハモは餌が見えるかなー?』と聞いた。Sさんは『ハモに聞いてみないと分らない』とまるで禅問答である。 
 
 
北海道でいうハモは関東で言う大アナゴのことである。 
イカの切り身を餌にして、糸を海底まで落とす。そこから時々、少し引き上げる。 
真っ暗闇の中で陸の灯と中秋の名月が明るい。1時間くらいしてガツンという引きがあった。 
 
慌てて竿を引き上げた。竿はU字にしなった。私は『釣れた~!』と叫んだ。『リールを巻け』とSさんの声。私はリールを巻いたところで、重さが消えた。 
ハモに逃げられたのだ。その後も竿にコツン、コツンと何回か当たりはあったが、それまでだった。午後7時30分になり、もう釣れないと判断し、そこで終了となった。 
 
師匠には全く当たりもなく終った。私は初めての夜釣りで、しかも釣れ掛かっただけで満足だ。 
静かな夜の海の上で、海の男のSさんと2人きりで過ごした夜は素敵だった。 
 
 
(おまけの話) 
私は釣りの趣味はない。しかし、色々な場面で釣りが登場しているのを思い出す。 
小学生の頃は井の頭公園でスルメでアメリカ・ザリガニを釣った。 
 
中学生の頃は兄貴に連れられて調布の近くの砂利採掘場の後に出来た大きな水溜りの池に『口ぼそ』を釣りに行った。大学生の時に宇佐美に別荘がある友人に誘われて、宇佐美湾でカツオを釣った。これが釣れ過ぎてしまい、干物を作ったことがあった。 
 
22歳でアメリカに行った時は、ニューヨークの遠縁の叔父さんに渓流釣りに連れて行ってもらい、岩魚のような魚を釣った。10年くらい前にはカナダの湖で鱒を釣った。 
また、私の友人達は蓼科高原にプライベートのフライフィッシング専用の釣り場を持っている。 
ここは沢山の魚を放流しているので、私でもなんとか釣れる。 
 
何故なら仲間のSさんが釣れなくなったら、Sさんでも釣れるほどの沢山の魚を放流するという決まりがあるからだ。秋になると伊達市では黄金の海岸で鮭を釣る人が多く見られる。 
来年は出来たら、そこで鮭を釣り上げてみたいなー。 
でも、私には根気というものが無いので、釣りには向かない性格だと思っている。 
 
だけど、鮭を釣りたいな~。誰か連れて行ってー。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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