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[2008.03.13]
■高速バスの怪しい2人
私は毎年正月に姉夫婦とホテル・ニューオータニで飛騨高山の絵馬の販売をしている。これが私の1年を通じての唯一の仕事である。 
皆が遊んでいる時に働くのだから、これは結構疲れる。 
今年の正月の絵馬販売が終ったら、温泉に行って疲れを癒そうと姉と話していたのだが、色々とお互いに都合が付かず、今頃になってしまった。 
 
どこに行こうかと考えたが、やはり温泉は草津だということになった。草津温泉は泉質が良いのと、割合に近いので、今までに何度も行っている。 
特にお気に入りが湯畑の近くの大阪屋旅館である。 
 



行く方法は色々あるが、今回は新宿駅から直行バスで行くことにした。今度もインターネットで予約した。 
姉夫婦と我々夫婦で2組の夫婦の年齢を合計すると270歳にもなってしまうことに我ながら驚く。 
 
そこで少しでも楽な方法と思い、Gシートというのを予約した。バスに乗ってみたら、普通席は通路を挟んで左右に2席ずつで、4席ある。 
ところがGシートというのは左側にAとBの2席と、右にCの1席の3席で、それが2列なので合計でも6席しかない。 
その全部で6席しかない内の4席を我々が予約した。 
 
姉夫婦が前の席のA席とB席で、女房が通路を挟んでC席に座った。私は1人だけA席に座った。 
ところが後から来たのが60歳くらいのぺアである。 
どうも並んでA、Bに座りたいような素振りをするので、私は替ってあげた。 
 
ところが、この2人が怪しい男女で、座るなり、いい年をしてベタベタし出した。 
もう2人だけの世界に入ってしまっている。 
見てはいけないものを見てしまった。 
嫌ーな感じだけが残った。 
後で姉夫婦も言っていたが、『あの2人は不倫よ!』。私もそう思った。 
 
60過ぎのオヤジは中小企業経営者、50代の女はスナックのママに違いない。腹が立ったが、どうしようもない。 
意地悪して、席を変わらなきゃ良かった。 
 
でも、彼らと別れて落ち着いた大阪屋はいつもと変わらぬ素晴らしいサービスと天然掛け流しの温泉で、大満足であった。 
 
 
(おまけの話) 
私の母は古風な女だった。倹約を常としていて、なんでも『もったいない』と言っていた。 
ある時、私は親孝行をしようと思い立った。 
そこで母を香港に連れて行くことにした。 
母は大層喜んでパスポートも申請したが、間際になって勿体ないと思ったのか、『行かない』と言い出した。 
 
言い出したらもう私の話を聞かないので、取り止めにも出来ず女房と行った。 
そして、しばらく後に今度は会社を休んで紅葉の真っ盛りの草津温泉に誘った。この時は急に止めるとは言わなかったので、行くことが出来た。 
 
その時に泊まったのが、今回の宿泊先と同じ大阪屋である。ロスのIさんとも行ったことのある思い出のいっぱい詰まった宿である。 
その後も、母の『もったいない』は直らず、高い物を買うのを嫌がった。そんな母に理由を訊ねたら、『老後にお金が必要だから』と言った。 
 
私は『もう今が老後ですよ!』と返したが、その時の母の年齢は70歳だった。 
私も今月16日の誕生日で66歳となり、母の老後の年がすぐそこになった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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