■500円の買い物券が当選
私は時々、インターネットで本を買っている。 その場合は会員になっているアマゾンを利用している。
買いたい本を新聞や雑誌で見掛けても、小金井の本屋では手に入らない場合が多いので、普段はアマゾンに発注する。希望の本があれば、翌日には手元に届くので非常に便利である。
1500円以上の買い物をすれば送料も無料となる。
なんだか宣伝みたいだが、私は別にアマゾンの廻し者ではない。
昨年のことだったと思うが、私の利用しているカード会社からお知らせがあり、私は忘れていたのだが、ある企画の抽選に申し込んでいたらしい。
インターネットの抽選の申し込みはワンクリックで、大体簡単なことが多い。
その代わり、私の個人情報が集められてしまう危険は覚悟しなければいけない。でも、引退した私の個人情報なんて大したものは無いので、気にしていない。
メールでのお知らせとダイレクトメールが来るくらいのものである。
気をつけなければいけないのはフィッシング・メールであるが・・・・。
先日、カード会社から『当選のお知らせ』というメールが来た。
開けてみたら、アマゾンの買い物券が500円であった。
この番号をアマゾンの買い物の時に指定の欄に記入すると、500円割引になるという仕掛けであった。
これでは当選の嬉しさも半減する。
今や私の支払いのかなりの部分がインターネットやカードとなっている。
現金で買わないとお金のありがたみが薄れるのが怖い。
早速、その割引き番号を使って本を買った。『貧困大国アメリカ』と『エコノミック・ヒットマン』の2冊である。この本はどちらも面白い。

これらの本を読んで衝撃を受けた。アメリカという国は私が考えていた以上に酷い国になっている。民営化が行き過ぎて、教育、医療に留まらず、今や戦争が民営化されてしまい、アメリカの貧困層がそこに取り込まれてしまった。
また、国家を越えてしまった大企業が政府と組んで行うビジネスに驚かされる。
機会があれば是非とも読んで欲しい。
そして、日本の民営化もよく考えて欲しい。

(おまけの話)
たまに本を読まないと呆ける・・・と思う。
現代はテレビを見る機会の方が多い。寝ていても見られるので便利だ。
知り合いの引退したオヤジがこれで、女房に嫌われているのを知っている。
引退したオヤジは極力、外へ出て、なるべく女房と顔を合わせないのがお互いに幸せであると思うが、どうか?
自分から行動しないと読めない本は能動的なので、ボケ防止になると思う。
ずいぶん前の話だが、作詞家の星野哲郎氏と友人達でハワイにゴルフに行った。
毎日、ゴルフが終ると私が疲れて寝てばかりいるので、星野哲郎さんは私にこう言った。
『もう何年もしない内に寝たきりになれるのだから、元気な内は寝ないで遊ぼうよ!』・・・と。この言葉は年をとると現実味を帯びて、かなりこたえるなー。
その冗談も冗談でなくなる日が近付いて来た。
寝たきりになる前に天国の父か母にお迎えに来てもらいたい。