■レタスはいつ玉になるのか?
我が家の1坪半の農地のレタスが大きくなって来た。 それと同時に、昔から疑問に思っていたことが解決出来そうである。
その疑問とは、『レタスやキャベツなどの葉が丸まる野菜は、どのようにして丸まるのであろうか?』というものである。
ある友人は以前、私に言った。
『それはなー、葉が全部出揃ったら、中心部から段々と中に丸まって行くんだよ』と、言う。
その時は『本当かよ?』と思う一方、博識な友人が言うのだから、『へー、そうなんだ』と思った。

私が植えた野菜にはレタス、白菜、キャベツと3種類も葉が丸まるものがある。
それを観察すれば、友人が言ったことが本当かどうか分かる。
50日を過ぎた頃に野菜の葉が6~7枚となった。
その頃から白菜とキャベツは、次に出て来た葉が丸まり出した。

そして、そのまま中心部から玉状にドンドン大きくなって行く。
ところが、レタスは少し丸くなる物と、ならない物がある。
レタスは八ヶ岳とか北海道とかの涼しい場所で収穫する野菜なので、東京では気温の関係で丸まらないのかなー?。或いは技術不足なのかなー?
どうなんですか?、伊達のレタス農家の菅原さーん。

それなのに、私が育てたやっと丸まったキャベツは消毒をしない無農薬農法なので、気が付いたら虫食いだらけとなってしまった。
農業とは難しいものだと、今頃になってやっと分かった。

その後、レタスを収穫して、サラダにして食べてみた。
丸くならなかったレタスでも味は結構美味しくて、スーパーの物に負けていない。
自分で育てると、なんでも美味しく感じてしまうのだろうか?

それにしても、昔の友人は嘘つきだったなー。
(おまけの話)
自分で野菜を栽培して分かった。
『野菜は店で買った方が安い』ということが・・・。
種、肥料、消毒、更に毎日の手入れを考えたら、なんとも効率が悪いのである。
これは釣りでも同じことが言える。
食べ物を手に入れるには、プロに任せた方が良いのというは昔から変わらない。
でも、その一方で、『作物を作る苦労を体験してみると、野菜は安過ぎるのはないか?』と感じる。
苦労をしている農家や漁師から預かったお金を運用するだけの人達が豪勢な生活をしていて、どこか変ではないか?
それが行き過ぎて今回の世界同時不況になっていて、自分の預けたお金で自分の首を絞めるという可笑しなことが起きている。
『もっと農家の地位向上を目指そう』なんて、たった1坪半農家のオヤジが叫んでも、全く効果はないんだろうなー。