■アラハバキ
今年もお世話になりました。 日本最古の文明は、イツ?どこで?発生したのでしょう?一般に日本列島の国や文化は、弥生文化や邪馬台国が”発祥”した西日本から、東日本へ伝播したといわれています。ただ、縄文時代まで遡ると、その構造は逆転する!縄文土器の製造技術を検証すると、むしろ東、それも東北が突出していて、それが西に伝播した!と考えられる…。
その縄文土器の中でも注目して欲しいのは、以前にも書きましたけど、青森県亀ヶ岡遺跡から出土した「遮光器土偶」でしょう…。世界的にも特異な形状をしている遮光器土偶は、目的もモチーフも、未だに判明していない…。
原始宗教的な母神像、支配者に対する殉死像、呪術像、渡来女神像等、さまざまな仮説がたてられていますが、注目したいのは、旧ソ連の化学評論家で小説家のアレクサンドル・カザンツェフが主張する「土偶=異星人説」で…。横筋の入ったイヌイットたちが使っていた遮光器のような目、全身に散りばめられたメカニカルなデザイン…その精緻な造形は宇宙服と近似していて、論理的妥協性も兼ね備えている!というのさ…。彼の説に従うなら、この土偶は地球外生命体の姿を模したものだ!という事になる…。 その神の”正体”として有力視されているのが、関東地方を中心に約150社で祀られている荒脛巾という神で…。日本古代史四大奇書のひとつに数えられる「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」には、決定的ともいえる”証拠”もある。
同書には、古代東北の土着神である荒吐(アラハバキ)の名を冠した、荒吐族なる民族が登場する。なんと!そこには遮光器土偶がそのままの姿で描かれ、荒吐神と書かれているのさ…。 遮光器土偶は現代でも復元が難しいらしい…。それは、天然アスファルトを混入させて焼き上げる特殊な「中空硬焼き土器製法」という、亀ヶ岡独自の高度な土器製造技術で完成されているからで…。となるとやはり、遮光器土偶には、超文明人が介在していた!としか考えられない…?その超文明人こそアラハバキだったのではないでしょうかね…?
