■♪ 温故知新の 「 ウクレレ情報 」 後編
タイトルに 「 温故知新 」 と付けたのは、どの書籍も早くて3年、古いものでは 21 年も前に発刊されたものばかりだからです。 しかし、
それぞれの皆さんのウクレレへの想いや愛情は、月日が経っても決して色あせるものではなく、むしろ、そうした想いや愛情こそが、現在の日本における 「 ウクレレの拡がり 」 のきっかけになってくれていると思います。
さて・・・
シリーズ最終話。
かなり以前・・・
「 ウクレレの詳細を教えてくれる書籍がない 」 と、このブログに書いた記憶があります。
一般的なことでしたら、ネットで検索すればあらかたのことはわかります。
しかし・・・
その先のことや細かな部分について、 「 なるほど 」 と思わせてくれるサイトはなかなか見当たりません・・・
そうした疑問等に応えてくれたのが、この 「 ウクレレ快読本 」 という書籍です。

私にとって、これは 「 ウクレレのバイブル 」 として、いまでもときどき読み返す大切な 1 冊です。
著者は東邦音楽大学付属高校や蒲田音楽学園の講師を務められ、某電機メーカー在籍中は CD や DVD 機器開発にディスク規格開発段階から従事。ラジオ局のハワイアン番組のパーソナリティーも担当され、いまはたしかハワイに移住された 「 小林正巳 」 先生です。
私は、小林先生は日本のみならず世界においてもウクレレ研究に関するトップレベルのおひとりだと思います。
もちろん、楽しい内容のウクレレ関係の書籍がもっと増えてくれればうれしいですが、こうした、ウクレレについてテーマを掘り下げた内容の書籍ももっともっと増えてほしいとも思います。
「 ウクレレ快読本 」
発行日:2007年7月20日
著者:小林正巳
発行:(株)日本評論社
ISBN978-4-535-58499-0
定価:1,995円(税込)
A5 判
お次は、 「 観て楽しい 」 ジャンルの書籍です。
まずは、 「 丸ごと一冊ウクレレ 」

ビンテージものや珍しいウクレレの写真や歴史、メーカーやミュージシャンのインタビューなどウクレレ入門には程よいボリュームだと思います。
発行日:2004年8月10日
発行:(株)えい出版社(「えい」は木へんに世。すみません、変換できますが画面上では文字化けして認識してもらえませんでした。)
ISBN4-7779-0133-5
定価:2,310円(税込)
A4 判
次は、 「 Go!Go! Hawaii Go!Go! Ukulele 」

いかにも勢いのある良いタイトルです・・・
ハワイにあるカマカ・コアロハ・Gストリングをはじめとする有名メーカーからハワイの各島にある個人ウクレレビルダーに至るまで、そのウクレレや工場・工房への訪問方法までを紹介した、ある意味では感心するほど 「 すごい内容 」 のガイドブックです。
私にとっては 「 目の毒 」 となる内容の 1 冊です・・・(苦笑)
発行日:2009年4月20日
編集:Rolling Coconuts ( そう、あのローココさんです! )
発行:(株)ヤマハミュージックメディア
ISBN978-4-636-83742-1
定価:2,310円(税込)
B6 判
以上・・・わずか 7 冊ですが・・・
ウクレレを演奏するのに、直接的には関係しないかもしれませんが、ウクレレを知るにはどれも貴重であり個性的な書籍です。
弾けば弾くほど、知れば知るほど・・・
実は 「 ウクレレ 」 って、奥が深い楽器なんです。
このほかに、アメリカのウクレレ愛好家の方が発行した貴重な図鑑があるのですが、なにせ 「 結構なウクレレが買える価格 」 なので、なかなか手を出せません・・・
いつか、手に入れる機会がありましたら、また紹介しますね。
では、
MAHALO
ALOHA