「あなたは何色ですか?」
「私はピンクです。水を入れてみてください。いっそう優しくそして艶っぽく見えますよ。それにきっと水も美味しく感じるはず。」
「そうでしょうか?あなたは本当にピンクですか?今のあなたは到底ピンクには見えません。どう見てもグレーとも黄色ともつかない怪しげな色です。これで水を飲んでも美味しくないし。」
「なんてことを。それは光源の違いによって、あなたの色の知覚が変わったに過ぎません。私は何も変わらないのに、見え方が違っただけで私を嫌がるなんてひどいですね。もっと私の本質を見てください。私はあなたの口に飲み物を運ぶグラスです。あなたの手にしっくりと持ちやすかったでしょう?口元のあたりも良かったでしょう?容量だって丁度良かったはずです。私を照らす光が自然光や白熱灯であっても、蛍光灯であっても、私自身に何も変わりはないのです。」
小樽の北一硝子で買い求めた1個のグラス。
これも湯里から引越して来ました。
白熱灯の光の下、ずっとピンクだと思って使っていました。
それなのに蛍光灯の我が家に来て以来、グレーとも黄色ともつかないような奇妙な色になってしまいました。
いえ。
正確にはそう見えるのです。
あんなに気に入って使っていたのに、グラスを口に運ぶ私の手に愛情が薄れていたことを、どうやらグラスは気付いていたようです。
諭されてしまいました。
ごめんなさい、あなたは何も変わってはいません。
ピンクであってもグレーであっても。
物事、本質を見なければいけませんね。
今さらどーでもいい話しなのですが・・・。
北海道に住んで24年目。
来たばかりの頃。
「えっ!!」
「なんなのっ?これっ!?」
と、その大きさにかなり驚いた物がいくつかありました。
日曜日、ようやく綺麗なお日様が出たので、水戸ナンバーから室蘭ナンバーになったキャンピングカーで近場ドライブへ行きました。
突然ですが、”浮き玉三角ベースボール”という競技をご存知ですか?
実は、伊達にはかつてMiちゃん率いる『伊達がむしゃら団』なる怪しいチームが存在していました。
何でも先頭・一番が好きな夫ですが、”影むしゃ二年生”ともなると、アシストや裏方が板に着いて来ました。
何てったって良く気が付いてくれるので、私も助かることしきりです。(←この位褒めればいいかな?)
お二人とも大変大変お疲れ様でした。
7年前、自宅を大改造して出来た『駄菓子カフェ れん』。
たくさんの業者さんが入りました。
でも。
こんなに働き者の業者さんはいませんでした。
昨晩、影むしゃ兄と影むしゃは、布団も捨ててしまった湯里の山小屋に兄弟仲良くお泊まりをしました。
影むしゃお得意の寝袋で就寝です。
実は影むしゃ兄も得意らしい。
かく言う私も得意技。
どこでも寝られるのは幸せなことです。
もっとも、影むしゃ兄弟は幸せ感じて寝てなどいなかったと思いますけど・・・。
昨日は外遊びには絶好の一日。
素晴らしいお天気に誘われて、私達も山へ行くことにしました。
ほんとはまだ、湯里の山に仕事を残しているのですが、それはちょっと置いておいて・・・。
え!?
まさか…。
んな訳がない。
それなのにどーかしっちゃった私の鼻は、瞬間、そう勘違いしてしまいました。