■驚きの伊達市での出会い
世の中には、想像もできない驚きの出会いというものがある。そんな話だ。私は現役の時は日本各地の色々な企業とお付き合いがあった。だから北海道から鹿児島まで出張で出掛けたことがあった。 そんな中に広島県福山市にあるA社という会社があった。この会社は私の会社と同業種で、ある大手企業の同業者会議でよく会った。
その会社の専務で、今は社長をしている人にKさんがいる。

そんな人は引退した私にはもう全く縁の無い人と思っていた。ところが、ある日、イコロのオーナーのTさんから『福山市のKさんを知っているの?』と唐突な質問を受けた。最初は何の話か分らなかった。
順を追って話を聞いたら、Tさんが若い頃に入会していたJCという全国的な会合で福山市のKさんと出会い、親しくなったのだそうだ。そんな中から、昨年の暮れにメールのやり取りの中で、『伊達市に毎年夏に東京から来ている橋本さんという人がいて、元は機械工業を経営していたらしい』と話したそうだ。
その話を聞いたKさんは、その時にどういうわけか私のことを思い出し、『もしかして、その人は小金井の橋本さんという人ではないか?』と聞いたのだそうだ。それで、それが私と分り、驚いたそうだ。
そのKさんは7月のある日、ある会の団体旅行のついでに奥さんと2人で伊達市にやって来た。
函館まで行く途中のほんの4時間ほどの伊達市滞在であった。伊達紋別駅にTさんと出迎えに行った。
列車から降りてきたKさんは紛れもなく私の知っているKさんであった。一緒に寿司屋の文七で食事をし、コテージに案内し、慌ただしい4時間であったが、十分に旧交を温めることが出来た。世の中って不思議だな~。

(おまけの話)
この町で以前から町おこしに協力している東京の上場企業の女性経営者のKさんは私の若い頃にニューヨークで一緒に働いた仲間だ。伊達信金で毎年冬に経済講演会の講師で来ていた元日債銀の取締役のO君は中学・高校の同級生だ。
そして、今回の福山のK社長だ。色々な人を介して私は伊達市に呼ばれる運命にあるようだ。
天皇陛下の前立腺癌の手術をしたガン研総長の垣添君は中学・高校の同級生だ。
売れっ子作家の嵐山光三郎君も同じ同級生だ。
私の友人には世に名が出た者が多い。その友人達と親しくしているというだけで、私まで有名人みたいに勘違いされる。私はタダの男なのに・・・。
でも、お陰でよくされることが多い。友人達に感謝しなければ・・・。
有名人の友人たちよ、ありがとう。