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[2007.08.17]
■お盆はブログもお休み
お盆の時期である。 
パソコンに来るメールを読むと、それぞれが先祖のお墓参りをしている様子が分かる。 
私にも先祖はある。父親は私が26歳の時に亡くなった。もう40年も前のことだ。56歳という若さであった。 
 
母親は数年前に亡くなったが、86歳という長寿だった。 
私は最近は『外見が母親に似て来た』と女房が言うので、長生きするのかもしれない。 
 



私達は毎年夏には伊達市に来ているので、ここ数年はお盆にお墓参りしたことがない。 
これは一般的にはかなり親不孝なのである。 
 
私は死んだら『戒名は要らない。お墓も要らない』と常々言っている。死んでからお墓にお参りしてくれるなら、生きている内に大事にして欲しいと思うからだ。 
父親は早死にしたので、親孝行はしてないが、母親には親孝行を十分したと思っている。 
 
北海道には独特のお盆の迎え方があるのではないかと思い、アチコチで聞いてみた。 
伊達のTさん、Kさん、壮瞥のIさんに聞いたが、墓参りだけだと言っていた。 
 
チロルに行ってマスターに聞いたが同じだった。お寺の住職の次男坊のOさんに聞けばなにか判るかと思い電話したら、携帯電話の不携帯であった。いつものことであるが。 
 
結論としてはここではお盆には何も無い。あっさりしたものだ。家で迎え火もしないという。 
お盆の行事はお墓参りが主流であるということが分かった。そこで、スーパーマーケットでは飾りの為の色々な供物が売られている。 
 
それを買って来て、家やお墓に持参して、お参りをして終りだ。この地方のなにか特別な行事を報告出来ると思ったのに残念である。 
いまやお盆はスーパーマーケットの商売のネタにされてしまったようだ。 
 
でも、私は両親のお墓参りをしないので、ここでお世話になったOさんのお墓にお参りし、久しぶりに私の彫った阿弥陀如来像に再会してきた。いい顔をした仏像だった。 
 
 
(おまけの話) 
10年以上も前の話だが、台湾の葬儀に行ったことがある。親しくしていたLさんが亡くなり、葬儀に来て欲しいと連絡があった。女房と2人で急いで行った台中のL家は旧家で、立派な葬儀だった。 
 
お通夜では冷凍庫式お棺に入った故人をガラス越しに見せてもらった。安らかな顔で眠っていた。 広い庭では中華料理の料理人が大勢来ていて、数か所で料理を作っていた。 
 
それが全て精進料理の中華であった。これを『素食』と言う。海老チリソースでも酢豚でも、なんでも精進料理で作る。これが結構美味しかった。 
翌日は本葬で大勢の僧侶が来てお経を上げて、大きな重い木製のお棺に入れられた故人は全面を花で飾られて車に乗せられて、楽隊の乗ったトラックが続いて墓場へと行った。 
 
墓場では土葬なので、風水により棺桶を埋める方角が決められる。『今までに墓場まで来た日本人はあなた達が初めてだ』と言われた。 
そのLさんの息子はいま茅ケ崎に住んでいて、アメリカに住む台湾人と再婚した。 
 
私達が東京に戻ったら、一緒に小金井に遊びに来ることになっている。その彼女が22歳の時にLさんと我々は一緒に伊豆に遊びに行ったことがある。 
この話も機会があれば・・・・・。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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