■桜の家の添乗員はサービス満点
東京の私達の地元から女房の友人達3人がゴルフをする為に伊達市にやって来た。 これで5年間で3回目の訪問である。伊達市が気に入っているようだ。私達の隣のコテージを借りて、3泊4日の忙しい滞在である。その間、私は彼女達の添乗員役である。
洞爺駅に12時15分に到着する列車に合わせて迎えに出る予定が飛行機の遅れにより列車に乗り遅れたと連絡が入る。2時間近くの遅れで伊達紋別駅に着く。
そのまま隣りのコテージに入り、すぐに着替えをしてゴルフをする。
私はカートの運転手兼カメラマンである。
彼女達のゴルフ写真を撮り、キャディをし、スイングの指導までする。
終ると風呂に入り町に出る。みんながお気に入りの寿司屋の文七で北海道の新鮮なネタのお寿司を腹一杯食べてもらう。

翌日は観光である。洞爺湖畔を車で走り、真狩村に出る。マッカリーナで昼食を食べ、お決まりの細川たかし像に行く。前回の私のババア・フレンドと違い女房の友人達は品が良いので、像の前で踊ったりしない。
その後、五色温泉に行き、帰ってからは山の頂上に四輪駆動車で案内して夕陽を見る。この絶景には彼女達も感動した。
翌々日は名門と評判の高い北海道クラシックCCでゴルフをし、夕食をひろやで食べ、夜の部はライブ・スナックの『いなかっぺ』に行った。
この町の美空ひばりと言われているK・F子さんを呼んで、思う存分歌ってもらった。翌日は早朝からトーヤレイクヒルGCでゴルフをして、お土産に『オオヤミート』の焼き豚と『和菓子の久保』で黒糖まんじゅうとロールケーキを買い込んで、彼女達はあっという間の4日間をここで過ごして去って行った。

帰り間際には伊達市が気に入り、『心の伊達市民』になる為に申し込みもして行った。
前回の私のババア・フレンドと違い、今回は町の人達に迷惑もかけず、良い印象だけを残して暑い東京に戻って行った。でも、添乗員というのは疲れる仕事だな~と今回の経験から思った。
(おまけの話)
スイスから絵葉書が届いた。10数年前に我が家にホームステイしていたオランダ人のテッド・スミスからであった。彼の帰国後、3年くらい経ってから我々はテッドをデンハーグに訪ねた。町の中心のワンルームに彼女と同棲していたテッドはその後、彼女と結婚した。
結婚後、彼らはスイスに移り住み、そこで子供をもうけた。そして、今もスイスに住んでいる。
今では3人の子持ちである。絵葉書には彼らが建てている家の工程が写真付きで載っていた。着々と安定した生活を手に入れている様子が窺える。
今までに我が家にホームステイした外国人はアメリカ人、ドイツ人、オーストラリア人、台湾人、オランダ人がいた。特にアメリカ人は3人もホームステイした。その内の1人はモルモン教の信者だったので、食べる物に制限があり、とても困った覚えがある。
そんなわけで、いつも我が家には外国人がいたという生活だったような気がする。日本の家庭にホームステイしたことが彼らの人生にどのような影響を与えたのかなー?
外国に1人でも多くの日本ファンが増えてくれることを願う。