■淡路島から来て東京ナイトを楽しむ
夏の間だけ淡路島から伊達にやって来るHさんという夫婦がいる。今年の春にはHさんを訪ねて我々も淡路島に行ったことがある。 そのHさん夫婦が東京に出て来るという知らせがあった。東京見物とご主人が健康診断を受ける為のようだ。その時に我々に会いたいと言ってきた。
そして、東京の夜を楽しみたいと言う。でも、私は酒を飲まないので、夜の世界は弱い。『お台場はどうか?』とか、『浅草はどうか?』と問い合わせたが、どうも気に入らない。
そこで断われるの覚悟で、とんでもない提案をしてみた。
『ニューハーフショーを見に行きませんか?』。なんとこれが大受けだった。『まさか!』と思った。世間では言ってみないと分らないということがあるものだ。
かなり前のことだが、私達は今までに2回ほどニューハーフショーを見たことがある。その可笑しさ、楽しさ、奇麗さに驚かされた記憶がある。新宿に2軒ある内の1軒の新宿住友ビルのショーパブ『ギャルソン』を予約する。

住友ビル49階にある店からは新宿の夜景が奇麗に見える。
予定の時間より少し遅れて40分からショーが始まった。大音響と交錯する光で最初から驚かされる。9人のダンサーが息もつかせずに次々と衣装を替えて現れて踊る。
あっという間の50分だった。でも、前回とちょっと違う。ショーを重視するあまり、男性や女性のダンサーも交じっている。以前はニューハーフだけのショーだった。

でも、誰が女性かニューハーフかは定かではない。可哀想にというべきか、それと分るニューハーフもいる。以前は100席が満席となっていたのに、今は30%位の入りだ。
私の感想では、男性や女性ダンサーを入れたのが流行らなくなった理由ではないか?それとも、ニューハーフなんて普通で、それを売りものに出来ない時代となったのか?
ショーの後は夜の歌舞伎町を案内し、プリクラをして、京王プラザホテルまで送って、私達の『東京ナイトご案内』は終了した。
(おまけの話)
ニューハーフとは誰が名付けたか知らないが、いい名称だ。私は知り合いが多い方だと思うが、さすがにニューハーフに友人はいない。一方、ハーフというのは外国人と日本人の間に生まれた子供を指して、特に女性の場合は美人になる確率が高いようだ。
私の滞在していたトーヤレイクヒルGCのレストランにハーフの子がいた。どう見ても、ロシア人とのハーフではないかと思った。顔立ちがロシア系美人で、目も青い。話すと奇麗な日本語を話す。北海道はロシアに近いし、相撲の横綱・大鵬の例もあるように、ロシア人とのハーフがいるんだなーと思っていた。
ある時、気になるのでその姉をカラオケに誘った時に聞いてみた。すると、なんと『純粋な日本人です』という答えで、がっかりした。でも、私も台湾に行くと、日本人とは思われないから同じかー。