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[2007.11.28]
■伊達一番の文化人が上京した
伊達市で一番の芸術理解者と言えば、噴火湾文化研究所のOさんである。 
これは私が勝手に思っていることだが、これに異論をはさむ人はあまりいないだろう。 
 
彼が伊達市にやって来てから、伊達市は急速に文化に傾斜して行った。彼の芸術の守備範囲は広い。専門は縄文文化であるが、その他にクラシック音楽、絵画、ワイン、そして自らエレキギターも弾くマルチタレントである。 
 
でも、見た目にはそういう風には感じられない(Oさん、ご免なさい)。 
私が縄文文化に興味を持ったのもOさんの影響である。 
考古学をあんなに楽しく語る人は早稲田大学のエジプト文化の吉村作治教授の他には日本にはOさんしかいない。 


そのOさんから連絡があり、お嬢さんと一緒に休みを利用して東京に来るという。 
その目的は、東京都美術館でフィラデルフィア美術館展を見て、六本木の国立新美術館でフェルメール展を見て、ブリジストン美術館でセザンヌを見て、損保ジャパンでベルト・モリゾ展を見て、夜はサントリーホールで読売日響のコンサートを聴いて、翌日は早朝に北海道に戻るというので驚いた。 
東京都美術館  
Oさんはいいかもしれないが、それじゃ滅多に東京に来られないお嬢さんが可哀想だ。 
お嬢さんはまだ若いのだから、原宿とか六本木に行きたいんじゃないかと思う。 
 
 
でも、よその家庭のことだから、余計な口出しはせず、上野の東京都美術館の前でフィラデルフィア美術館展を見終わったOさん親子と待ち合わせた。上野公園内の老舗レストランの精養軒で私の女房も一緒に昼食をとる。 
久し振りなのにOさんは芸術ばかりを熱く語り、伊達市に居る時の彼と変わらない。 
 
そこから私の車でハイスピードの東京見物をする。上野、秋葉原、神田、日本橋、銀座、霞が関、六本木と車中から見物をしながら国立新美術館まで行く。 
ここでOさん親子と別れたが、芸術も東京見物もあまりに短い時間にギューギュー詰め込んだんじゃー、何がなんだか判らなくならないかなー?私なら下痢をする。 
 
そんなOさんの影響を受けて、我々は彼と別れてからサントリー美術館に行き、いま開催中の国宝の鳥獣戯画展を見て来た。これにはかなり卑猥な絵も含まれている。 
 
 
国宝と一緒の陳列だと卑猥も許されるという可笑しな論理であった。見てのお楽しみ・・・。 
 
(おまけの話) 
色々な友人が色々なところから東京にやって来る。 
外国から来る人は浅草とか皇居などが気に入ってくれる。 
予算があれば「すき焼き」を食べる。無ければ、御馳走するか牛丼で満足してくれる。 
 
淡路島から来た夫婦はニューハーフ・ショーが気に入ってくれた。富士山に行きたい人や、東京でゴルフをしたい人、美味しい物を食べたい人、若い人はディズニーランドや原宿、最近では東京ミッドタウンである。 
 
洒落者はパークハイアット・ホテルの上にあるニューヨーク・バーである。先日、伊達から来たX子さんは、なんとハヤシライスを食べる旅だった。 
私と女房は2日間で3回のハヤシライスとお土産のハヤシライスを食べて参った。 
 
そんな中でOさんのように『美術館だけ』という人は珍しい。 
今まで私は添乗員代わりにどこでも案内して来たが、美術館と酒場には弱い。 
でも、本当に面白いのは、その土地の人間である。 
だから、旅はその土地に友人が居ると、何倍も楽しめる。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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