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[2007.12.21]
■演歌歌手のM君の妻
中学高校時代の友人にM君がいる。 
彼は今はデジカメクラブの2代目会長を引き受けてくれている。私の友人達は色々な妻達を持っているが、彼の妻はなんと演歌歌手である。 
プロの演歌歌手を妻に持ったM君は実は歌があまり上手くない。 
 


そのM君からお誘いがあった。 
『12月16日に新宿コマ劇場で全国縦断歌謡フェスティバルの決勝大会があり、それにゲストとして女房が出るが、見に行きたい?』という驚くべき誘いだった。なんでも参加の私は5000円もするチケットを2枚もらい、女房と出掛けた。 
 
 
歌舞伎町のコマ劇場は今日はこのイベントの為に貸し切りとなっている。 
私も女房も東京生まれだが、コマ劇場に入ったのは今回が初めてである。 
 
この歌謡フェスティバルというのは、要はカラオケ大会の全国版のようなもので、全国から勝ち抜いて来た歌自慢が集っているのである。次々と登場する歌自慢はとても素人とは思えない。 
舞台衣装はラメ入りのド派手なもので、プロの衣装よりもお金が掛かっていそうだ。 
 
午後3時から出演予定のM君の妻は進行が遅れて4時近くになって出て来た。 
ゲストで出演した彼女の芸名は松吉幸子といい、芸歴は20年以上もあり、落ち着いた歌声は心地よい。自分で作詞・作曲した歌を2曲歌った。 
舞台の袖から追っかけのオジサン・オバサン達がおひねりを渡していた。 
 
やはりプロは歌が上手い。それに安心して聞ける。 
M君に聞いてみた。『演歌歌手を妻に持った亭主とはどんな気持ち?』 
彼は答えた。『どうってことないよ!今回も橋本が来なけりゃ、俺も来る気は無かった』と、意外に冷静であった。 
 
 
その後の約束があったので途中で出たが、3時間にもわたり演歌だけを聞き続けて頭がボーとなり、そしてガンガンして来た。頭のてっぺんから爪先まで体中が演歌で充満してしまった感じだ。 
 
他人の演歌はせいぜい4~5曲が限界である。今回は60曲くらいを連続で聞かされた。でもコマ劇場は満席で、この年になって初めて、『こんな世界もあるんだー』と知った。まだまだ知らない世界がありそうだ。 
(場内の撮影が禁止の為、松吉幸子さんの写真が無いのが残念である) 
 
(おまけの話) 
中学高校の同級生に演歌歌手がいた。その名はM君である。今回のM君とは別人である。彼が学生時代に演歌歌手を希望しているとは知らなかった。 
 
高校卒業後、風の便りでM君が歌手になったということは聞いていた。ある時、NHKのお正月の歌謡番組を見ていたら、なんとそのM君が出ていた。芸名は忘れたがAなんとかと言っていたような気がする。 
 
若い歌手が数名出ていて、アナウンサーが『今年、成人式を迎えた歌手の方々です』と紹介していた。 
その時、私は25歳だったので、彼も同じ25歳の筈であった。5歳もサバを読んで出ていた。 
芸能人の年齢なんてあてにならない見本である。 
 
その後、彼はあまり売れなかったのかプロデューサーに転身して成功した。 
今では同級生のゴルフ会にも顔を出してくれて、楽しい芸能界の裏話も聞かせてくれる。そんなM君の学生時代のあだ名はキューピーであった。 
 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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