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[2008.03.07]
■アメリカ大統領予備選挙(2)ロスから
(Iさんからの報告・その2) 
この8年間のBUSH政権で、この国は完全に二極に分かれました。 
マイケルムーアの映画、華氏911でもおわかリでしょう。 
 
自分が共和党支持か民主党支持かで、個人の長い友情も終わりになった事も珍しくありません。 
人々は気持ちがイライラと、怒りと不満と不幸感が増してきたこの8年間でした。民主党支持者の間では変化を望む時代の訴え感がつ募っています。 
 
それでオバマへの期待が高まっているのです。 
彼は時代の預言者的性格を持ち、それが今、新しい変革を望む民衆のニーズに一致しています。 
ヒラリーは着実、冷静、現実的に物事を処理できる能力の持ち主でしょう。 
そこで、民主党支持者内でも決定できないのでいるのが現在の状況です。 


一方、共和党の候補は貧しいCHOICEでマケインしかいません。ハカビーも頑張っていますが、党の推薦を受ける事はできないでしょう。 
 
マケインは反BUSHとして頭角を現してきたのですが、共和党の支持を得る為には、そうそう反BUSHのことばかり言っていられなくて、妥協を迫られています。 
2日前にNEW YORK TIMESがすっぱ抜いたマケインとロビイストとの不倫関係が、表面的道徳を唱える共和党支持者に打撃を与えているでしょう。 
 
また私個人の意見ですが、政治とSEXは切り離してほしい。この国はさんざん好きな事をやっていながら、他人が不倫したりすると寄ってたかって目の敵にするというピューリタン村根性が抜け切らないで、偽善家が多いのが馬鹿みたいです。 
 
因みにハカビーは元は教会の牧師で、政治にも聖書からの引用を使いそうです。これほどにも多くの宗教が入り乱れているアメリカで、まだキリスト教が根強い影響力を持っているというのも驚きです。 
政治が金、宗教、SEX、から自由になって初めて、世界の平和、人類の幸福を真に追求できる政治ができるでしょう。 
 
・・・・という報告がロスからあった。 
もしヒラリーが大統領になると、ブッシュ家とクリントン家が連続して4代の大統領をたらい回しすることになり、これじゃーその辺の零細企業と同じ構図になってしまう。 
そうなったら、アメリカも希望が無くなるな~。 
 
 
(おまけの話) 
この文章を送ってくれた女房の従兄弟のIさんはロスに住んで30年にもなる。 
たまにこちらから訪問したり、向こうからもやって来る。 
 
Iさんの家はサンタモニカの高級住宅地のマリブにある。 
彼は建築家で映画俳優のブラッド・ピットの家も作った。 
また彼の住んでいる家もアメリカの有名な建築家の設計になり、その家には驚くことにパイプオルガンがある。長くアメリカに住んでいるIさんは、半ばアメリカ人である。 
 
だから外国人のように、日本に来ると日本的な場所に行きたがる。 
本人は『ニッポン・ノスタルジー症候群である』と言っている。日本的な食べ物は今ではロスでは何でも手に入るから、そこでは日本食は困らない。 
 
Iさんは5月にはまた我が家に来ると連絡があった。 
日本的な物が失われてしまったいまの日本で、その時にはどこに行って、何を食べればいいのか?今から私は悩んでいる。写真のような場末がいいのかなー? 
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▼コメント(2)
名前:橋本  2008.03.08 13:20:44
DAISUKEYさんへ。たまには私のブログも勉強になることがあるでしょう(笑)。でも、また暫くはくだらない話が続きます。9月27日と28日に大雄寺で「仏像 in 伊達市」を開催します。その時にはPRで協力して下さい。 
名前:daisukey  2008.03.08 10:44:09
橋本さん。私もアメリカの中西部で農家たちの中にいたこともあり、ある意味普通日本人がよく知らないアメリカの一面を知っています。  
でも今回、選挙を通じて、アメリカという国の見方について、明快に再認識させてもらいました。  
Iさんにも大感謝です。  
ともすれば、ニューヨークやロス、サンフランシスコやハリウッドといった大都市がアメリカのイメージとなってしまいがちですが、なんだかんだと無視できないこの国の本質を理解するのには、日本と全然違う環境(たくさんの人種、あるいは特に宗教)が存在していることを認識することから始まるのでしょうが、なかなか難しいですね。  
異文化を感じ取るにはやはり時間がかかるのでしょう。  
 
でもお互いの「違い」と「共感」をしっかりと認識していくスタンスは、これからの世界をつくるキーワードだと思っています。  
 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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