■種イモから生えて来た黄色い花と仏像
イコロ農園から持ち帰ったジャガイモの種イモから芽が出て、かなり大きくなって来た。12個植えたのだが、7個しか芽を出さなかった。 最初は持ち帰ったジャガイモをそのまま自分で植えようと考えていた。ところが、私には伊達に農業の先生が大勢付いているから困る。
イコロ農園のTさんの指導で、発芽したので植えようとしたら、壮瞥町の農家のIさんから電話があり、『大き過ぎるので、2つに切って植えろ』と言う。
先生の言うことだから、半分に切って、切り口に灰を塗って植えた。なかなか芽が出て来ないのでTさんに連絡した。
Tさんは『3週間すれば出て来る』と自信を持って答えていた。
丁度、3週間が経った時に、土の中から小さな緑色の芽が見えた。
すると、今度は伊達市の農家のSさんからメールが来て、ジャガイモはイモの少し凹んだところからしか芽を出さないと言って来た。じゃー、12個植えた内の5個のジャガイモは凹んだところが無かったのか?
そのことをSさんに問い質すと、『農業普及センターに聞いてみる』と、なんだか怪しい雲行きとなって来た。Sさんはレタス農家なので、ジャガイモはよく分らないのかもしれない。
私がSさんに質問したメールに、写真付きでジャガイモの生育状況を報告した。
その時に冗談で菜の花をジャガイモの葉の間に添えた。

メールを出した翌日に胆振農業改良普及センターのGさんという人から私の質問に対して真面目な回答が来た。
質問に親切に答えてくれたのはいいのだが、『黄色い花の咲くジャガイモというのは聞いたことがありません。花の形もジャガイモの花と異なっているように見えます。
確認してみて下さい』と真面目な答えが来たので驚いたし、気の毒になった。真面目な人に冗談を言ってはいけない。
これは私の冗談のメールをそのままGさんに転送したSさんが悪い。
夏に伊達市に行った時は農業改良普及センターのGさんに謝りに行こう。
ところが、5週目に入ったら、芽が出ないと思っていた種イモからも芽が出て来ているのを見付けた。
結局は11個から芽が出た。
ジャガイモも人も同じで、なかなか芽が出ない奴もいるし、全く出ないで終る奴もいる。
私はジャガイモを通して人生を見た。
最後にはジャガイモから阿弥陀様が生えて来た(冗談)

(おまけの話)
イコロ農園のTさんから連絡があった。
4月17日にNHKテレビの取材があったという。
取材内容は『おはよう北海道』の中の『ぶらりみてある記』という旅のリポートだそうだ。
その旅リポートの目的は、その土地を旅しながら、その土地の良さと人に出会うと言う番組だそうで、ぶらりとイコロ農園に来るようである。
リポーターが伊達市を紹介しながら、伊達に一足早く来る春と、移住者とずっと住んでいる人達との交流について描きながら『伊達ってあったかい町なんだ』と思ってもらえるような番組作りのようだ。
確かに伊達市は気候も人もあったかいと私も思う。
イコロ農園とそのオーナーのTさんはNHKのその趣旨にはぴったりだと思う。
出たがり屋の私が東京に居て出られないのが残念である。
放送日は、4月26日(おはよう北海道 土曜日版)の中です。北海道の人は是非とも見て下さい。
そして東京では見られないので、誰か私の為にDVDに録画して送って下さい。