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[2008.05.26]
■オーブンミトンでオカリナを聞く
暫く前にロスに住む女房の従兄弟から日本に来るとメールが来た。 
彼はロスで建築家をしていて、もうアメリカに35年くらい住んでいる。そうなると、思考回路はもうすっかりアメリカ人になってしまっている。 
東京、関西と忙しく用事を済ませてから、Iさんは我が家にやって来た。私の女房とは子供時代からの仲よしで、よく一緒に遊んだそうだ。 


今回は丁度、その日にオーブンミトンでオカリナの演奏会があり、オーナーのKさんに誘われたので、午後からIさんも一緒に行くことになった。 
オカリナという楽器はいわば土器である。 
 
新宿駅の西口あたりで、インカの末裔が演奏しているのをよく見かける。楽器としては粗末なものなので、大して期待はしないで行った。 
女房もせっかくロスから従兄弟が来たのだから、途中で抜け出そうと考えていた。 
 
奏者は茨木智博さんという31歳のミュージシャンである。 
前半は和洋のヒットソングをギターの伴奏で7曲を演奏した。ここで中休みとなり、ケーキと紅茶が出る。 
 
 
オーブンミトンのオーナーのKさんはNHKの料理番組にも出演しているほどの腕前の女性である。 
今回は拘りのケーキと、紅茶はスリランカのディンブラという私は聞いたことも無い産地のサマーセット茶園のBOPという最高級ランクのものだと言っていた。 
 
そう言われて飲めば、美味しいような気もするから不思議だ。私はグルメじゃないから、ブランドには弱いのである。 
 
このケーキを食べて紅茶を飲んだら帰ろうかと思っていたら、ロスから来た従兄弟のIさんは『最後まで聞いて行こう』と意外な反応だった。 
武蔵野大地のはけ野にあるオーブンミトンの雰囲気はなんとも心地良い。欝蒼とした竹林に囲まれて、自然の真っただ中という感じだ。 
 
この心地良さをガサツなアメリカから来たIさんは、もっと堪能したいのだと言う。 
そんな小金井に住んでいられる我々は本当に幸せだと教えられた。 
 
 
おまけの話) 
人によっては食べ物にアレルギー反応を起こすことがある。幸いに私はアレルギーが無いが、アレルギーのある人は大変である。 
青魚が駄目とか、牛乳が駄目、米が駄目、蕎麦が駄目など色々とある。化粧品が駄目な人もいるし、花粉症もアレルギーの一種だ。 
 
ロスから来たIさんは、珍しいことに、なんと甲殻類アレルギーである。 
海老とかカニのような甲羅を持った食品とか、殻のある牡蠣のような食品を知らずに食べると、死ぬ思いをするそうだ。 
そこで、我が家に来た時は、いつも自宅で食事を出す。 
折角の日本なのだからと思い美味しい店に案内しようと思っても、その店が甲殻類を使わないという保証は無い。 
 
前回、日本に来た時に銀座の高級天婦羅屋『近藤』に案内しようと思いIさんに聞いてみた。 
すると彼は『自分は海老を食べなくても、天婦羅屋が海老を揚げた油を使っているので、それでも駄目だ』と言う。 
 
こうなるともう、何も食べられない。 
仕方無いので、いつも我が家で一緒に食事をするが、そのお陰でゆっくりと話が出来るという利点もある。 
彼は10年くらい前のある日に、突然、前触れもなく甲殻類アレルギーになったという。だから、我々もどうなるか分らない。 
アレルギーがやって来る前の今の内に私は好きな物を食べておこう。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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