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[2008.05.28]
■中国から四川省大地震の現地報告
5月12日午後2時28分に中国・四川省で大地震が発生した。 
このことに関しては連日、日本の新聞、テレビが報道しているので、日本人もかなり詳しく分っている。 
でも、これはあくまでも報道機関を通してのニュースである。 
それを全面的に信用していいのかと思う時もある。 


それでは、この大地震は中国に進出している日系企業ではどうのように受け取られているのかに興味を持った。 
そこで、私の友人で上海に進出している日系企業のK社長にメールで聞いてみた。 
 
K社長は、『今回の日本からの救援隊や医療隊の派遣は大変に喜ばれている。地元のラジオでもリーベン(日本)という言葉が何回も出て来るので、このことが盛んに報道されているようだ。小泉首相の時と違って、中国へ進出している企業にとってはありがたい』と返信があった。 
 
K社長の会社は電気部品を製造しており、社員数は220名である。 
職場では四川から来ている社員が3名いて、その内の2名の家は全壊した。 
そこで自然発生的に彼らに対して、義援金の募集が始まったそうで、一般労働者は1人当り20元を寄付して、それに会社と日本人スタッフが上乗せして彼らに贈呈することにした。 
 
更に村の人民政府から連絡があり、『地震の発生した午後2時28分に3日間、3分間の黙とうを20日からせよ。四川省の被災者に贈る為に会社から5000元を出してくれ』と要請があったそうである。 
 
中国は今でもこんなことでも強制をしている。 
日系企業は今後も色々な場面で無理を強いられて、とても利益なんて出ないのではないかと思う。 
 
(おまけの話) 
Kさんの会社に付いて現状を聞いてみた。 
私は8年前に彼の工場を訪問しているが、それからは随分と変わっただろう。 
 
会社は日本人社員が3名、中国人社員が220名の規模であるから、日系企業としては小さい方だろうと思う。 
中国は本当に人件費が安いのかという疑問もあるので、給料に付いて聞いてみた。 
 
それによると、工場長は20000元、経理課長は8000元、技術係長は能力や評価により3000~5000元、一般労働者は2000元弱だそうだ。 
1元が15円だそうであるから、それによれば、一般労働者で日本円で3万円であるから、まだまだ安い。 
 
だが、村の人民政府が法律を変えたり、曲解したりするので賄賂が必要で、思いの外、出る金が多い。 
それに反日的なことも考えると、これからはベトナムの方がいいと私は思う。 
ベトナム人は穏やかだし、政府も勝手に法律を変えない。 
なによりも、女性が優しいのがいいと思う。 
 
 
添付写真はK社長が送信してくれたものである。 
『ここに緑があるから深呼吸してみたらいかが』という意味だそうで、いかにも空気の汚れている上海らしい看板だ。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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