■似て非なるもの(写真とカラオケ)
今年も1000人の写真展の季節となった。 この写真展に参加するようになって3年目である。
友人達で作っているデジカメクラブのメンバーが一緒に出展して楽しむという良い機会である。
先着順で1000名が参加出来るというところが、わたし向きである。
これが選考などあったら、受かることはないだろうと思っている。

大きなパネルに10数枚の写真を貼り出すようになっている。
そこで、いつものように、このパネルを我々の仲間だけで占有したいと思っているので、写真を集める必要がある。
仲間も段々と年をとってくると億劫になるのか、なかなか集まらない。
そこでキャッチセールスをして、やっと15枚の写真が集まった。

趣味の世界の写真というのはカラオケに似ている。
多くの写真が展示されているのだが、自分の写真は自分が出したのだからよく知っているのに、また熱心に見る。
知らない人の写真は横目で見る程度で通り過ぎる。
カラオケも他人が歌う時は聞いていないで、次に自分が歌う曲を歌謡本から探しているから同じようなものだ。
カラオケも写真も中には『上手いな~』という人がいる。
でも、その一方で自分より下手な人を見つけて安心していたりする。
この写真展を孫やペットの自慢の場と心得違いをしている人も居る。
政治家のコーナーもあり、鳩山邦夫、森山真弓、小池百合子などの名前も見えるが、彼らの写真は大したことはない。私の方が上手いと思いたい。
この写真展は『自分が気に入れば、それでいいのだ』というものである。
私は早い時期にここを卒業して、更に上に行きたいと願っている。
添付写真の一番下の左端が私の『雪の東京江戸建物園』作品です。
(おまけの話)
無理やり写真を集めるので、デジカメクラブ員以外からも集めた。
その中に昨年も出してくれた私の友人のKさんがいる。
彼の写真のテーマは『花、花火、富士山』と全て『は行』でまとめている。特に彼の撮る花火は素晴らしい。
花火と聞くとどこへでも出掛ける。
そのKさん夫妻が出展する写真を持って我が家にやって来た。
彼は中堅の税理事務所を経営しており、3月の確定申告の時期は、税務署へ提出する顧客の税務申告で家に帰れない日が続くそうだ。
彼の仕事は究極の個人情報を知る立場にいるので、色々な情報も入って来る。そんな情報の中で、彼は山中湖に50万円でリゾート・マンションを買った。
ここを拠点にして富士山の写真を撮るのだという。
今回の出展もダイヤモンド富士である。
私も富士山を撮るので、いつかKさんの50万円のマンションに泊めてもらい、Kさんに負けないダイヤモンド富士を撮りたい。
これを読んでいるKさんから、『あんまり50万円と書かないで!』とクレームが来そうだ。