伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:1] [昨日:0] [782] rss feed
[2008.06.04]
■驚きの懐かしの場所
子供が生まれた時に初めてイケアの子供用ベッドを買った。その頃はまだスウェーデンの家具メーカーのイケアは日本ではそれほど有名ではなく、限られたデパートだけで売られていた。 
 
カラフルでモダンなデザインが気に入って、それからちょくちょくとイケアの家具を買った。 
それが、暫く経つとあまり業績が上がらなかったらしく、日本市場から撤退してしまった。 
気に入っていたのにと、残念に思っていた。 
私の推察では販売方法と価格政策を誤ったのではないかと思う。当時は日本製の家具に比べてかなり高かったのを覚えている。 


ところが、イケアが2年前に日本に再上陸したのを知った。 
なかなか行く機会が無かったが、女房と娘にせがまれてやっと行ってみた。 
横浜の店はバカでかい2階建ての建物が全てイケアの店舗だった。先ず2階から入り、100ヶ所以上はあると思われるサンプルの部屋を見る。 
 
居間、寝室、台所などが何ヶ所にも本物そっくりに出来ていて、そこでは座ろうが、寝ようが自由である。 
2階にはサンプルだけが陳列されている。 
 
 
欲しい品物があると、サンプルに書かれた番号を控えておく。この番号は後で必要になる。 
端から端まで見たら2時間は掛かる。 
そして1階に下りるとそこは倉庫になっている。 
 
その場所でメモした番号にある棚から自分で品物を取り出して、カートに乗せてレジに進む。 
そこでお客は初めて店員に接する。 
伊達の人はスーパーのポスフールを想像してもらえばいい。 
 
買った家具は全て自分の車で家に持ち帰り、自分で組み立てる。 
なにしろ安いのだから、これが今の時代には受けている。 
サービス員が付きっ切りで買い物のお世話をする値段の高い大塚家具と、全くなにもしてくれないが安いイケアに家具業界は二極化している。 
 
私は広過ぎて疲れ果てたので、女房に聞いてみた。 
『疲れていないの?』 
女房は答えた。『買い物で疲れたら、女はやってられない!』・・・と言った。 
 
 
(おまけの話) 
イケア横浜店の場所をインターネットで調べてみた。 
するとそれは第3京浜の港北出口を出たところにある。 
どうもなんか知った場所のような気がしていた。 
行ってみて驚いた。 
 
そこはベンツで有名なヤナセの工場の跡地だった。 
以前ここではドイツから輸入された車を日本の規格に合わす為に、電気配線や細かい部品の交換と最後の出荷前の整備をしていた。 
 
なぜそんなことを知っているのかと言うと、皆さんの予想に反して、実は私はベンツに乗っていたのではない。 
私の会社は現役の時にヤナセと取引があり、この場所の工場によく打ち合わせに行っていた。 
ヤナセは輸入車の整備の他に、ここでテレビ中継車の製造も行っていた。 
 
その中継車に必要な大きなケーブルドラムの注文をもらい、私の会社でそれを製造していたことがある。 
久し振りのヤナセのあった場所に来て、そこがイケアになっていたのを見て、時代は移って行くんだな~とシミジミ感じた1日だった。 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(0)

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
*お名前:
URL:
*コメント:
プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
ブログ検索
最近のスナップから
2月の山中湖 
 
丸ビル方面の夜景 
 
ラーちゃん