■タイトルに騙されるな!
英語で『タイトル』というのは『表題』とか『肩書』を意味する。 これは結構重要なことで、知らない人は先ずそれで判断する。
だが内実は、社長なんていまじゃー安売りされていて、その辺にゴロゴロいるし、会社じゃ専務の女房の方が偉かったりするから可笑しい。
中国に行けば誰でも先生なので、偉くなったような気になる。

先日、イコロ農園のオーナーのTさんから『イコロ農園倶楽部の理事長になってくれ』とメールが来た。
この理事長という肩書は私が昔から密かに狙っていた肩書である。
私はD信金のR理事長と親しくさせてもらっているが、以前から理事長という肩書に憧れていたが、本人にも他の誰にも言ったことはない。
社長なんて自分で勝手になれるが、理事長となると能力、経験、人望、人格、実力、風采、・・・まだあると思う・・・が備わっていないと駄目だ。
そんな肩書をもらったら、これからは畑仕事はしないですむ。・・と、思っていたらTさんからのメールで、『いまや理事長というのは名誉職ではなく、行動する理事長というのが世間の常識です。』と釘を刺されてしまった。
日本人でもたまに見かけるが、名刺に肩書が書き切れなくて裏にまで書いている人がいるが、中国系の人にこういうケースが多い。

アメリカ人の中にはお洒落で名前だけの名刺の人がかなりいる。
その場合は渡す時に、人を見て電話番号や住所を書く。
こういう人は肩書で仕事をしていないのだろうと当時は思ったが、今から思うと、危険を避ける為に個人情報を出さないのかもしれない。
私のたった1つの肩書は『心の伊達市民第1号』である。
この肩書で誰をどんなことで騙せるのだろうかと考えている。
よく『とかく日本人は・・・』という言い方をする人がいる。
『お前はそんなに外国人のことをよく知っているのか?』と言いたくなるのを私は抑えている。
私もそれほど外国人を知っているわけじゃないが、アメリカ人だからとか、台湾人だからとか、フランス人だからという決め付けはいけない。
『その人は』と考えないと、大変な失敗をする。
この失敗談は(おまけの話で)・・・・・。
(おまけの話)
私の女房の友人に日本人の男と結婚したイギリス人女性がいる。
昔の話だが、その女性と話していて結婚の話になった。
そして私はその時、大変な失言をしでかした。
『イギリス人の旦那と日本人の旦那はどちらがいいですかー?』。私はごく気楽に聞いてしまった。
これは誰でも聞きそうな質問だと思う。
その時、彼女は『私は今の旦那以外の男性と結婚したことがないので、どちらがいいかという質問には答えられません』と怒られた。
全くその通りで、私は非常に恥じて、そして謝った。
誰でもやりそうな失敗なので、恥を忍んでここに公表した。