■♪ ウクレレと電動ドリル ♪
お手軽 「プチ・カスタマイズ」 その2です。 (またウクレレ本体の話で面目ありません…)
今回は 「ストラップ・ピン取付編」 です。
つい1年半ほど前までは、こんなこと絶対できないと思っていました。
だって、ウクレレに自ら電動ドリルで穴をあけるんですよ!
大切な楽器に工具を、しかもあの、おっかない電動ドリルを当てるなんて、私にとっては 「恐怖」 以外の何物でもありませんでしたし、そんな 「度胸」 は持ち合わせていませんでした。
一応、DIYはするので電動ドリルは必需品として我が家にありますので、使い方は熟知していますが、それまで楽器に穴を開けた経験は皆無でした。
しかし必要に迫られて覚悟を決めると 「試さないと気が済まない性質」 の私です。
テナーを使ってストラミング演奏をすると、どうしても私の場合は 「右ひじ」 と 「左手」 だけではウクレレを固定するのに苦労します。
かといって、首から下げる 「ウクレレ専用ストラップ」 は、なかなかしっくりこなかったので、ギター・タイプのストラップを付けたかったのです。
初めからそのようなストラップピンをインストールしてあるウクレレは世の中には、ほとんどありません。
したがって、自分でピンを付ける以外に選択肢がなかったんです。
木材によってそれぞれ異なる性質や硬度などもいろいろと勉強しましたし、位置決めを慎重にするため、精度の高いスケールとノギスも用意しました。
それから、さすがに何回か安価なウクレレで練習もしてから、メイン器たちにストラップピン取付作業をしました。
いまでは高価なウクレレにも平気で穴を開けられるまでに成長しました…やれやれ…。
それに、自分のウクレレだからこそ、いわゆる 「自己責任」 でできますが、ほかの人から頼まれたら 「お代」 を頂けるとしても遠慮したいと思います。
(本当に、あの緊張感には慣れません…何時間も前から準備して、体調を整え、集中力を高めてからでないと絶対にできな作業です(大笑)。)
この画像はウクレレの裏側ですが、ボディエンドのピンとボディ左端のピンがわかりますか?

この画像はストラップを取り付けた状態です。
これを左肩から背中を通って、右脇腹にかけますと、演奏時に片手だけでもウクレレの位置を安定して保持できるようになります。

画像のストラップは世の中で量産品としては、多分唯一 「ギター・タイプのウクレレ専用ストラップ」 として販売されているコール・クラークのストラップです。
高価でうんざりします……。
各種レザー製品を作る個人の方が手作りしている、すばらしいストラップも販売されていますが、そちらは金額が一桁多く、手が出ないくらい高価です……当然、私は持っていません……。